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マンモとエコーそして・・・ [01乳がん 告知]

~2009年9月14日~

私のしこりがなんなのかを検査する日になった。

受付で受診科を聞かれ「乳腺外来」と言うだけでまた震える。

今まで、腰痛だの膝に水が溜まるだの腰痛だの、腰痛だの・・・・
(どんだけギックリ腰やってんだか)

そんなのはあったけど、大病したことないから不安で押しつぶされそうだ。

マンモグラフィーはすぐに呼ばれて撮影に。

人生3回目のマンモだがやっぱり痛い。

でも、女性の技師さんでとってもいたわってくれて優しくて、

マンモの撮影でイヤな気分は皆無だった。

別の意味じゃ多いにアリだけどさ・・・・

健診マンモと大きく違うのは、枚数。

画像を確認しながらシコリのある左側は、5~6枚撮った。

***

エコーは混んでいるのかなんだか1時間以上待たされた。

やっと順番が来て検査開始。

これが私の不安感を仰ぎたてるがごとしのジックリ検査で、

いろんな角度からバーコードリーダーっぽいやつでグリグリされた。

20分くらいかかったのではないかと思う。

薄暗い部屋で、

「アウトってことーーーアウトってーーー」

が心の叫び。

涙もうっかり出そうな気分だった。

***

エコーの検査が終わりしばらくすると診察室に呼ばれた。


はっしー先生は

「ほげさんの結果は、マンモを見るとなんともないんだよね。

でもエコーを見ると怪しい影がある。

できれば今日エコーも空いているから確定検査をしたいと思うけど

どうする?」


どうするって言われても・・・するしかないでしょ~

と思い、

「お願いします。また仕事休んでくるのも大変なんで」

と答えると。

はっしー先生は

「そうだね。白黒ハッキリさせたほうがいいものね!」

明るい声と裏腹に、どよ~んな私。

というか今から何するんだか分かってないし・・・・

また先ほどのエコー室に移動。

そこでは、はっしー先生が見慣れぬ道具を持って待っていた。

その道具は大きなピアス穴あけの銃っぽいというか、なんというか・・・

銃の先に長くて太い針がついていて、それを胸に刺して銃を撃つ(引く?)

とシコリの組織を一部取り除く仕組みになっている。

はっしー先生は、これからする検査について丁寧に説明してくれた。


「まず麻酔注射をして、ちょっとだけメスで切ります。

そこからこの道具を刺して組織を取ります。

これさ、大学病院とか行くとへーきで5回とかするからね。

僕は3回以上やったら罪だと思っているよ。内出血しちゃうから真っ青になってすごいの」

とのこと。

その道具はいったいどんな破壊力を持ってんだよーーーー

イザ!ガッチャン始動!

エコーでしこりを確認しながら・・・・



ガチャン!



う・・・・

音の割りに痛くはないが衝撃が!

はっしー先生が

「どう?大丈夫だった?」

「大丈夫です。音にビックリしたけど・・・・」

と答えると

「じゃ、もう1回だけいい?確実に採取したいから。ごめんね~」

と再度

ガチャン!

その後少しでも内出血が出ないようにと、テープでグっと押さえつけるように

胸に分厚くガーゼを当てられた。

***

ガラスの入れ物に入った私の組織を見せてもらった。

「結果は1週間後だけどシルバーウィークがあるからその後だね」

「万が一悪い物でもすぐ大きくなったりしないから慌てなくていいからね。

連休は忘れて楽しんでね♪」

と見送られた。


忘れてって言われても忘れられないよ・・・・

いつでも心のどっかにシコリのことが・・・・

***


夜、父さんに胸のガーゼを見せると

「えーーー!何をしたの今日の検査!!」

と驚愕していた。そんくらい見た目的に大げさだった。

キズは絆創膏でOKくらいなんだけど・・・・

確かに内出血は起こしたが、それほど凄い物ではなかった。

でもアレを5回もされたら・・・

やっぱり3回以上は罪かもしれん。

ネットで針生検された方のブログとか読むと、何の説明もなくいきなりガチャン!とか、

「これ、どうやって使うのかな~」と言いながらガチャン!とか、

「あれ~取れた?」ってガチャン!×5とか・・・・

私、はっしー先生で本当に良かったよ!

乳がん検査残酷物語は巷に溢れていた。






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