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乳がん発覚!やることいっぱい! [01乳がん 告知]

乳がんと告知を受け、ショックで"どよ~ん"としていられない事がよ~く分かった。

今後のことについて考えたり選択したりしなくちゃならにことがいっぱいだ。


私は自分の知らない事、興味のあることは何でも調べたい派。

前ネット時代には、本で調べまくったり問い合わせたりしていた(^^)

そんな私なのに、乳がんについては一切検索することができなかった。

「進行がん」という言葉がひっかかり、検索することで知りたくない事実が

突きつけられるのではないかと怖くて調べられなかった。

他の事ならなんでも決めていく私に代わって、父さんはいろいろ調べまくりだったようだ。

***

はっしー先生には手術をどこで受けるか考えて来るように言われていた。

私は、子供のこともあるし乳がんはどうやら術後もいろいろと治療が必要で

病院とは長いお付き合いになるらしい・・・・という程度の知識はいれて

自宅からチャリで10分だし、はっしー先生はとても信頼できるから

この地元総合病院で治療を受けようと決めていた。

父さんはこの時点では私より"乳ガノタ"になっていて、

都内の有名病院を調べ上げ、やっぱり手術数が多い方がいいだのなんだの言っていた。

私が「地元総合病院で治療を受けるよ!」と言うと、

「うーーん・・・」と歯切れは悪そうだったが私が決めたならば仕方がないかと同意してくれた。

***

自分の決意を伝えに、はっしー先生に会いに行った。

「子供がいるので近いほうが何かと便利だし、長期の治療になるし

ここでお願いします!」

と私が決意表明をすると。

はっしー先生は

「この病院では全摘しか設備がないからできないんだよ。

でも僕は日本一きれいに手術してあげる自信はあるよ」

私はしこりの大きさから言っても「全摘」だと思っていたし、

自分の胸に大して執着がなかった。デブ男子の方がご立派なのでは・・・

そんくらいな申し訳程度な胸なんで[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

そんな先生の言葉にも「ここだな」と思っていた。

でも先生は

「もちろんここでもいいんだけどね、よく考えて!ここ汚いしさぁ~」

確かに古い。お世辞にもキレイではない。

先生の言葉に目からウロコだ!

「僕がここで手術しているのって、本当に遠くに行けないようなお年寄りが多いんだよ。

40代の人も手術したけど2人かなぁ~

若い人はさ、いろいろ調べて新しい設備のある病院へ行くよ。

慌てることないからほげさんももう一度考えて。どこでも紹介状書くから。

僕が知っていてオススメのところは○○病院。ここは僕も週1で外来に出ている。

他にも癌研とかがんセンターとかいろいろあるから考えてみて。

どこでも紹介状書くから」

と言われ再度考える事に。

なんとなく出鼻をくじかれた思いだったが、後々先生の言葉に感謝をすることに。

父さんにも相談し、結局はっしー先生オススメの病院に決めた。










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検査結果発表~ [01乳がん 告知]

~2009年9月28日~

先日の針生検結果を聞きに行く日だ。

今回は父さんもいっしょに行く事にした。

私的には、正直あんまり楽観視はしていない。

「あ~なんだぁ心配して損しちゃったぁ~」

とはならないんじゃないかと思いながら行く病院は、

本当に重い足取りだ。

相変わらず病院は混んでいるしさぁ・・・・

ここで何時間も待たされて、ますます心は重い。

悪い方へ悪い方へと気持ちが引きずられていく。

***

「ほげさ~ん」

いよいよ私の番だ。

診察室に入るとはっしー先生が早速結果を

「残念ながら乳がんでした・・・・」

私はその時の自分の気持ちが思いだせない。

思いのほか冷静に受け止めているなぁ~と他人事のように思った記憶はある。

私には人目を気にするところがあるのだが、ここでも発揮しているなぁ

と思っていた。ショックで泣いたり出来なかった。

父さんも来ている事を告げ、診察室に呼んできた。

先生は

「これからどうするか考えましょう。しこりのサイズ(4センチ)からして

早期がんではなく進行がんだと思います」

"がん"知識ゼロの私は、「進行」って聞いただけでほとんど死刑宣告だった。

「慌てる事はないから家に帰って今後のことをよく考えてきて!」

と先生に言われ診察室を出た。

実際にはもっといろんな細かい説明をしてくれて、やりとりもあったが思い出せない・・・

***

診察室を出て、お会計を待っている間涙がポロポロとこぼれてきた。

父さんもとてもショックを受けているようだった。

その日は午後からの出社予定にしていたので私は会社に行った。

父さんは休めと言ったが、家で"どよ~ん"としていても仕方ないからね~

仕事に行く事にした。

***

振り返ってみると、私は仕事をしていたことでいろいろと助けられたと思う。

経済的にももちろんだが、「働く」ということは精神的にも支えになった。

「忙しい」ということは、病気のことばかりクヨクヨ考えていられないということ。

家にいたらどうなっていたかな?と思う。

今同病で、仕事について悩んでいる方にはぜひとも可能ならば続けた方が良いとアドバイスしたい。



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マンモとエコーそして・・・ [01乳がん 告知]

~2009年9月14日~

私のしこりがなんなのかを検査する日になった。

受付で受診科を聞かれ「乳腺外来」と言うだけでまた震える。

今まで、腰痛だの膝に水が溜まるだの腰痛だの、腰痛だの・・・・
(どんだけギックリ腰やってんだか)

そんなのはあったけど、大病したことないから不安で押しつぶされそうだ。

マンモグラフィーはすぐに呼ばれて撮影に。

人生3回目のマンモだがやっぱり痛い。

でも、女性の技師さんでとってもいたわってくれて優しくて、

マンモの撮影でイヤな気分は皆無だった。

別の意味じゃ多いにアリだけどさ・・・・

健診マンモと大きく違うのは、枚数。

画像を確認しながらシコリのある左側は、5~6枚撮った。

***

エコーは混んでいるのかなんだか1時間以上待たされた。

やっと順番が来て検査開始。

これが私の不安感を仰ぎたてるがごとしのジックリ検査で、

いろんな角度からバーコードリーダーっぽいやつでグリグリされた。

20分くらいかかったのではないかと思う。

薄暗い部屋で、

「アウトってことーーーアウトってーーー」

が心の叫び。

涙もうっかり出そうな気分だった。

***

エコーの検査が終わりしばらくすると診察室に呼ばれた。


はっしー先生は

「ほげさんの結果は、マンモを見るとなんともないんだよね。

でもエコーを見ると怪しい影がある。

できれば今日エコーも空いているから確定検査をしたいと思うけど

どうする?」


どうするって言われても・・・するしかないでしょ~

と思い、

「お願いします。また仕事休んでくるのも大変なんで」

と答えると。

はっしー先生は

「そうだね。白黒ハッキリさせたほうがいいものね!」

明るい声と裏腹に、どよ~んな私。

というか今から何するんだか分かってないし・・・・

また先ほどのエコー室に移動。

そこでは、はっしー先生が見慣れぬ道具を持って待っていた。

その道具は大きなピアス穴あけの銃っぽいというか、なんというか・・・

銃の先に長くて太い針がついていて、それを胸に刺して銃を撃つ(引く?)

とシコリの組織を一部取り除く仕組みになっている。

はっしー先生は、これからする検査について丁寧に説明してくれた。


「まず麻酔注射をして、ちょっとだけメスで切ります。

そこからこの道具を刺して組織を取ります。

これさ、大学病院とか行くとへーきで5回とかするからね。

僕は3回以上やったら罪だと思っているよ。内出血しちゃうから真っ青になってすごいの」

とのこと。

その道具はいったいどんな破壊力を持ってんだよーーーー

イザ!ガッチャン始動!

エコーでしこりを確認しながら・・・・



ガチャン!



う・・・・

音の割りに痛くはないが衝撃が!

はっしー先生が

「どう?大丈夫だった?」

「大丈夫です。音にビックリしたけど・・・・」

と答えると

「じゃ、もう1回だけいい?確実に採取したいから。ごめんね~」

と再度

ガチャン!

その後少しでも内出血が出ないようにと、テープでグっと押さえつけるように

胸に分厚くガーゼを当てられた。

***

ガラスの入れ物に入った私の組織を見せてもらった。

「結果は1週間後だけどシルバーウィークがあるからその後だね」

「万が一悪い物でもすぐ大きくなったりしないから慌てなくていいからね。

連休は忘れて楽しんでね♪」

と見送られた。


忘れてって言われても忘れられないよ・・・・

いつでも心のどっかにシコリのことが・・・・

***


夜、父さんに胸のガーゼを見せると

「えーーー!何をしたの今日の検査!!」

と驚愕していた。そんくらい見た目的に大げさだった。

キズは絆創膏でOKくらいなんだけど・・・・

確かに内出血は起こしたが、それほど凄い物ではなかった。

でもアレを5回もされたら・・・

やっぱり3回以上は罪かもしれん。

ネットで針生検された方のブログとか読むと、何の説明もなくいきなりガチャン!とか、

「これ、どうやって使うのかな~」と言いながらガチャン!とか、

「あれ~取れた?」ってガチャン!×5とか・・・・

私、はっしー先生で本当に良かったよ!

乳がん検査残酷物語は巷に溢れていた。






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しこり発見!~診察まで [01乳がん 告知]

~2009年8月10日~
夏休みに息子2号と遊んでいた。

ふと、本当になんの気なしに触った左胸に

ヘンな硬いものを発見!



「え!?こっれてしこりってやつ????」



アタマの中は真っ白。


何度も触って、鏡にうつして見たりもしたが


それは紛れも無く存在していた。


何はともあれ病院に行こうと決めた。

長男は実家に遊びに行っていていないし、

次男は保育園で昼間の私はフリーだ。


翌日、2号を出産した近所の産婦人科に電話をした。

その頃の私の中での認識は、



“乳のしこりは産婦人科”


というヤバいものだった。

世の中お盆休みのおり、産婦人科はお休みだった。

あさってには2号の保育園も短い夏休みになってしまう。

身軽な今日か明日しか私には時間がない。

ネットで、地元名と“マンモグラフィ”と入れて検索すると、

すぐ近くの総合病院に「乳腺外来」があることがわかった。


“総合病院”がすぐ近くにあるのになぜ最初からそこに行かなかったかというと、

外観的に名ばかりの総合病院だから・・・

建物は3階建てで、お世辞にもキレイとは言えない・・・

診療科はたしかに“総合”だけどさぁ

そんなイメージの病院だった。


藁にもすがる思いで病院に電話をすると、

週2回だけの外来が明日開いているとのこと。

とりあえずホっとした。

病院のサイトには、怪しげな色眼鏡(ま、サングラスだけど・・・・)をかけ

茶髪の先生が微笑んでいる。

(なんかちょっと・・・・心配?)

そんな軽めの印象な担当医だった。



後で分かった事だが、私にとって夏休みで産婦人科が休みで

近くに乳腺外来があって受診することができたというのが

どれだけラッキーなことだったか思い知った。


~2009年8月12日~

翌日、乳腺外来を受診。

まず受付で何科を受診するか用紙に記入するのだが、

その時点でなんだか怖くて震えてしまった。

待っている間も気分はチーーーーン


「ほげさ~ん」


呼ばれて診察室に入ると、色眼鏡はしてないが、あの軽めの先生が・・・・

実物は、橋下府知事に似ていたww

しこりを見つけた経緯を話し触診。


はっしー先生は、

「うーん・・・・確かに何かあるねぇ~でも多分悪いものじゃないと思いますよ」

(え!本当!悪い物じゃない![グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

「でも念のためマンモとエコーを撮りましょう」

が、このマンモとエコーの予約が1ヶ月先!

先生の言葉を信じて、「悪い物じゃない。悪い物じゃない。わるい・・・」

と念じる日々が始まる。


****

しこり発見時の注意!

自治体で行っている乳がん検診の受診先は、産婦人科になっていることが多い。

でも乳がんは“外科”なので、しこりを見つけたら外科へGO!だ。

間違っても産婦人科には行かないように。

発見が遅れて大変なことにならないように。

実は私も1年前に健康診断でマンモもエコーも受けていた。

そこは健診専門病院だったが見逃されていた。

あの時見つかっていたら・・・・

とついつい思ってしまう。


「マンモとエコーそして・・・」につづく



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